格安SIM

田舎の格安SIM速度比較|昼・夜で変わる通信品質とは【2025年最新】

【はじめに】田舎で格安SIMを使うという選択肢

スマホ料金を見直す際、格安SIMの導入は非常に効果的な節約方法です。月々の通信費を3,000円以下に抑えることもできるため、家計にやさしい選択肢といえるでしょう。

しかし、**「田舎だと通信速度が遅いのでは?」**という不安を抱く人も多いはず。特に昼休みや夜の時間帯にYouTubeやSNSの読み込みが遅くなるなど、通信品質の差を肌で感じることもあります

本記事では、田舎エリアでの格安SIMの通信速度を実測比較しつつ、「なぜ昼・夜で通信品質が変わるのか?」という疑問にも迫ります。2025年最新のおすすめ格安SIMも紹介しますので、契約前の検討材料にぜひ活用してください。


格安SIMとは?仕組みと基本知識

まずは、そもそも「格安SIM」とは何かをおさらいしておきましょう。

● 格安SIMとは?

格安SIMとは、大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンクなど)の通信回線を借りてサービスを提供する**MVNO(仮想移動体通信事業者)**のSIMカードのこと。
UQモバイル、楽天モバイル、mineo、IIJmio、OCNモバイルONEなどが該当します。

● なぜ安いのか?

  • 自社で基地局を持たないため、インフラ費用がかからない
  • 店舗運営やカスタマーサポートを最低限に抑えている
  • データ容量や通話機能がシンプル

結果、月額1,000円〜3,000円程度で利用可能。
しかし、通信速度は時間帯やエリアによってばらつきが出るのが難点です。


田舎と都市部で格安SIMの速度はなぜ違う?

格安SIMの通信速度は、都市部と田舎で差が出ることがあります。以下に、その要因を説明します。

● 主な原因

要因内容
回線の混雑度都市部ではアクセス数が多く、昼休み・帰宅時間に混雑が集中しやすい
基地局の密度都市部は基地局が密集しているが、田舎では間隔が広く通信距離が伸びる
バンドの対応状況使用される周波数帯が田舎だと制限されることもあり、速度低下の原因に

ただし、「田舎=遅い」とは限りません。
利用者数が少ないぶん安定するケースもあるため、地域差が非常に大きいのです。


昼・夜で変化する通信速度|理由と実測データ

格安SIMの「時間帯による通信速度の変化」は、多くのユーザーが不満を感じている部分です。

● 時間帯ごとの傾向

時間帯通信速度の傾向
早朝(6:00〜8:00)比較的速い(混雑少)
昼(12:00〜13:00)非常に遅い(混雑ピーク)
夕方〜夜(18:00〜22:00)やや遅い(帰宅後の利用集中)
深夜(24:00以降)非常に速い(利用者減)

● 実測データ(例:岩手県奥州市)

時間帯mineoIIJmio楽天モバイル
朝8時15Mbps20Mbps25Mbps
昼12時1.8Mbps3.2Mbps7.5Mbps
夜21時4.5Mbps6.1Mbps10.2Mbps

※ 実際の通信速度は日によって変動します。上記は参考値。


主要格安SIMプロバイダの通信速度比較(田舎編)

田舎暮らしユーザー向けに、2025年最新の速度・品質を比較してみました。

プロバイダ特徴通信速度(昼)通信速度(夜)
楽天モバイル独自回線+エリア広がり中○ 7〜15Mbps◎ 10〜20Mbps
mineo(ドコモ回線)混雑時は遅め△ 1〜3Mbps△ 4〜6Mbps
IIJmio安定感あり△ 2〜4Mbps○ 6〜10Mbps
povo2.0au本家系・無課金可○ 5〜10Mbps◎ 10〜20Mbps
UQモバイル速さに定評あり◎ 15〜25Mbps◎ 20Mbps超

実際に使ってみた!田舎暮らしの格安SIMレビュー

筆者が岩手県内(奥州市・一関市・北上市)で実際に使用した際の感想をまとめます。

● mineo:コスパ良しだが昼は我慢が必要

  • 安いが12時台は動画すら読み込めない日もある
  • パケット放題Plusなど独自のサービスは便利

● IIJmio:バランス型で安定感あり

  • 地味だが通信が安定しており、ストレスは少ない
  • eSIM対応機種で運用しやすい

● 楽天モバイル:エリア次第では最強

  • 楽天回線エリア内であれば速い・無制限
  • 圏外になる地域では途端に不便

速度を重視するなら?おすすめの格安SIM 3選【田舎向け】

✅ 1位:UQモバイル

  • 通信速度は格安SIMの中でトップレベル
  • au回線を使用し、田舎でも安定
  • 月3GB〜15GBまで選べて自由度も高い

✅ 2位:楽天モバイル

  • 圏内であれば無制限・高速
  • 通信量を気にせずYouTubeやリモートワークもOK
  • ただしエリアの確認が必須

✅ 3位:IIJmio

  • eSIMや複数回線に強い
  • 音声SIMが月1,000円台〜と安い
  • 混雑時間帯以外は快適そのもの

格安SIMを田舎で快適に使うための3つの工夫

🧩 1. デュアルSIM運用で補完する

「楽天+IIJmio」など2枚のSIMで使い分けると、速度も安定性も向上します。

🧩 2. モバイルWi-Fiと併用する

外では格安SIM、自宅ではWi-Fi。固定回線が難しい田舎でも速度安定を狙えます。

🧩 3. 混雑時間を避けて通信する工夫

アプリの自動更新や動画視聴は、早朝・深夜にまとめて行うとスムーズ。


【まとめ】田舎でもストレスの少ない格安SIM選びを

格安SIMは「通信費を大幅に削減できる反面、通信速度のムラがある」という特徴を持っています。特に田舎では基地局・電波状況・混雑時間などによって体感速度が大きく変わることがあります。

だからこそ重要なのは、

  • 自分の地域での実測データを参考にする
  • 昼・夜の速度差を理解する
  • 自分に合った回線構成を試すこと

節約をしながらも快適なスマホライフを手に入れるために、この記事をぜひ参考にしてください。

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