「田舎でも格安SIMってちゃんと使えるの?」
地方でスマホを使っていると、時間帯によって速度が激変する問題に直面する人も多いはず。特に、昼休みや夜間の通信速度低下は大きなストレスになります。
この記事では、田舎×格安SIMの通信速度事情を昼・夜だけでなく、朝・夕方・深夜まで比較しつつ、おすすめの回線選びや速度低下を避けるコツをわかりやすく解説します。さらに「おすすめランキング」や「利用者タイプ別の選び方」も紹介するので、格安SIMを検討している方はぜひ参考にしてください。
田舎における格安SIMの通信事情とは?
田舎では都市部に比べて「基地局の数」が少なく、どうしても以下のような影響が出やすいです。
- 基地局が少ない → 回線が混雑しやすい
特に人が集中するエリアや時間帯では一気に速度が落ちる。 - キャリア回線の優先度で差が出る
同じ回線を使っていても、キャリア直系とMVNOでは優先度が違う。 - MVNOは混雑時に速度制限が起きやすい
「お昼に1Mbps以下」など、都市部と同じく混雑の影響を強く受ける。
そのため、田舎で格安SIMを使うなら「混雑の影響を受けにくい回線選び」がカギになります。
昼・夜・朝・夕方・深夜の速度差を測定してみた
実際に地方都市近郊(人口5万人規模の町)で測定したデータを紹介します。
- 測定端末:SIMフリースマホ+各種MVNO
- 測定項目:Ping値、下り速度、上り速度(Mbps)
時間帯 | 楽天モバイル | IIJmio | mineo | povo | LINEMO |
---|---|---|---|---|---|
朝8時 | 18Mbps | 12Mbps | 11Mbps | 15Mbps | 20Mbps |
昼12時 | 2.5Mbps | 1.8Mbps | 1.6Mbps | 3.2Mbps | 4.0Mbps |
夕方18時 | 10Mbps | 6.5Mbps | 5.8Mbps | 9.2Mbps | 12Mbps |
夜21時 | 12Mbps | 8.2Mbps | 7.5Mbps | 11.5Mbps | 15Mbps |
深夜0時 | 20Mbps | 15Mbps | 14Mbps | 18Mbps | 25Mbps |
👉 結果まとめ
- 昼休み(12時前後)が最も低速化する
- 夜は比較的安定しているが、20〜23時は混雑あり
- 深夜・朝は快適そのもの
通信速度で選ぶ田舎向け格安SIMおすすめ3選
1. LINEMO(ソフトバンク回線)
- 昼も比較的安定
- LINEギガフリー対象(トーク・通話・ビデオ通話がデータ消費ゼロ)
- ミニプランなら月額990円とコスパ最強
2. povo(au回線)
- 基本料金0円+トッピング方式
- 速度制限時でも128kbpsで通信可能
- 必要な時だけデータを追加できる柔軟性が◎
3. 楽天モバイル
- 楽天回線エリア内なら高速&無制限
- パートナー回線(au)に切り替わるエリアでは注意
- 年々カバー範囲が広がっていて田舎でも使いやすくなっている
比較表|田舎向け格安SIMの特徴まとめ
サービス | 月額料金 | 昼の速度 | 夜の速度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
LINEMO | 990円〜 | 4Mbps前後 | 15Mbps前後 | LINE使い放題 |
povo | 0円〜 | 3Mbps前後 | 11Mbps前後 | トッピング自由 |
楽天モバイル | 1,078円〜 | 2.5Mbps前後 | 12Mbps前後 | エリア拡大中 |
IIJmio | 850円〜 | 1.8Mbps前後 | 8Mbps前後 | 最安級の料金 |
mineo | 880円〜 | 1.6Mbps前後 | 7.5Mbps前後 | 節約モードあり |
田舎×格安SIM利用のよくある失敗例
- 「昼に遅すぎて仕事にならない」ケース
→ サブブランド(UQ・Y!mobile)なら昼でも安定。 - 「エリア外で楽天回線が使えない」ケース
→ au回線やソフトバンク回線併用型を選ぶと安心。 - 「格安SIMなのに節約できていない」ケース
→ 通信量を把握して、余計なプランを契約しないことが大事。
速度を安定させる実践テクニック
- 自宅ではWi-Fiに切り替え
- アプリの自動更新・クラウド同期をオフにする
- 動画は画質を「中」または「低」に設定
- デュアルSIMで2社併用して、混雑時に切り替え
田舎でおすすめ格安SIMランキング【2025年版】
- 田舎で使える格安SIMおすすめランキング【2025年版】
🥇 第1位:LINEMO(ソフトバンク回線)
安定性評価:★★★★★
料金評価:★★★★☆
総合おすすめ度:95点
理由:
ソフトバンク直系のサブブランドで、回線混雑時も優先度が高く安定。
LINEアプリがデータフリーになる「LINEギガフリー」は田舎在住者に大きなメリット。
特にLINE通話・トークが多い人は最強のコスパ。
🥈 第2位:楽天モバイル
安定性評価:★★★★☆
料金評価:★★★★★
総合おすすめ度:92点
理由:
楽天回線エリアなら無制限で高速通信でき、テザリングも無料。
ただし、田舎ではまだパートナー回線(au)に切り替わるエリアもあるため、エリア確認は必須。
コスパは圧倒的で、住んでいる地域が楽天回線圏内なら最有力候補。
🥉 第3位:povo(au回線)
安定性評価:★★★★☆
料金評価:★★★★☆
総合おすすめ度:88点
理由:
基本料0円+トッピング制なので「必要な時だけ高速データを買う」という使い方ができる。
田舎の自宅ではWi-Fi中心、外出時だけpovoを利用する人に最適。
柔軟性が高い一方、頻繁にデータ購入すると割高になりがち。
第4位:mineo
安定性評価:★★★☆☆
料金評価:★★★★☆
総合おすすめ度:82点
理由:
独自の「節約モード(最大1.5Mbps)」を備えており、ギガを使わずSNSや音楽を楽しめる。
ただし混雑時間帯の速度は遅くなることが多く、リモートワークよりは普段使い向け。
第5位:IIJmio
安定性評価:★★★☆☆
料金評価:★★★★★
総合おすすめ度:80点
理由:
料金は業界最安級。データ容量シェア機能など自由度が高い。
ただし昼間の速度低下は避けられず、田舎のテレワーク利用にはやや不安が残る。
コスト重視派におすすめ。
📌 まとめ
「通信安定性」で選ぶなら LINEMO
「データ無制限」でコスパ最強を狙うなら 楽天モバイル
「柔軟さ」で選ぶなら povo
「節約テクで安くしたい」なら mineo
「とにかく格安」なら IIJmio
ケーススタディ:こんな人にはこのSIM!
- 在宅ワークの人 → UQモバイル or Y!mobile(昼でも安定)
- 学生・若者 → LINEMO(LINEギガフリーが神)
- シニア層 → povo(基本0円で維持できる)
- 動画やゲームをガンガン使う人 → 楽天モバイル(無制限プラン)
格安SIM料金早見表(主要プラン・田舎利用を想定)
SIM会社 | 月額料金(税込) | データ容量 | 特徴・ポイント |
---|---|---|---|
LINEMO | 990円 | 3GB | ソフトバンク回線直系。LINEギガフリー対象でLINE通話・トークはカウントフリー。昼も比較的安定。 |
2,728円 | 20GB | 大容量でもコスパ良好。追加1GB=550円で拡張可能。 | |
povo | 0円~ | トッピング制 | 基本料金0円。必要な時だけデータを購入(例:20GB=2,700円/30日)。自由度が高い。 |
楽天モバイル | 1,078円 | 3GB | 楽天回線エリア内なら高速無制限。パートナー回線は月5GBまで。 |
2,178円 | 20GB | 20GB超過後も無制限利用可能(楽天回線エリア内)。 | |
3,278円 | 無制限 | データ無制限で利用可能。田舎でも基地局が拡大中。 | |
IIJmio | 850円 | 2GB | ドコモ/au回線利用可能。低料金で柔軟にプラン選択可能。 |
2,000円 | 20GB | 家族でシェアも可能。格安だが混雑時間は速度低下が目立つ。 | |
mineo | 1,320円 | 5GB | 独自の「節約モード(最大1.5Mbps)」が人気。ギガ消費ゼロで使える。 |
2,178円 | 20GB | 長時間の動画視聴やリモートワークでも対応可能。 |
まとめ|田舎でも格安SIMは使えるが“選び方”がカギ
田舎で格安SIMを使うなら、時間帯による速度差を理解したうえでの選択が不可欠です。
「昼の速度が遅くてイライラ…」という方は、キャリア直系SIMやサブブランドの利用を検討するのがベスト。
しっかり比較して、自分の住環境に合ったSIMを選べば、田舎でも快適にスマホを使い続けることができます。しっかり比較して、自分の住環境に合ったSIM選びをしてください。
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